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- 婚活でもモテる、一流の会話術。 - 2023.03.14
こんにちは。
今日は、私がミニマリストを志すきっかけになった本をご紹介します。
これはもう、言わずもがな、日本のみならず世界中に翻訳されて発売されて、世界中の人々に影響を与えている、ミニマリストのバイブルです。
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もくじ
「ぼくモノ」との出会い
私はこの本に、2年前に出会いました。
当時の私は、断捨離したいなと漠然と思ってはいたものの、なかなか本格的に取り組めずにいました。
それでも断捨離したいという思いがずっと頭にあったので、本屋さんで断捨離関係の本を何気なく眺めていたのでした。
この本にはじめて出会ったときのことを、私はいまでもハッキリと覚えています。
その場所は、当時住んでいた家の最寄り駅前のツタヤで、休日の朝、開店したてでお店にはお客さんがあまりいなくて、がらんとしていました。
そのときの、休日の良く晴れた朝の新鮮さ、気持ちよさ、幸せな気持ちもよく覚えています。
2年前、断捨離ブームからのミニマリストブームがちょうど来ていた頃です。
お店に断捨離関係の本と一緒に、この本もあったのです。
本を手に取り、読みはじめた瞬間に、衝撃が走りました。
▼本の表紙を開くとまず目に飛び込んでくる、表紙裏に書かれたシンプルな一言。
この本で語られることのすべてが、この言葉に凝縮されている。
▼本の冒頭のグラビア。なにもない部屋の写真に強烈に衝撃を受けました。
すぐに買い求め、家で夢中になってあっというまに読了しました。
▼本を読了したあと、すぐに決意したのです、「ミニマリストになろう」と。
これしかないと思いました。
本に書かれてある、佐々木さんの言葉のすべてに、同感の嵐でした。
ほとんどすべて自分のことのように、感じられたほどです。
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赤裸々に語られるミニマリストビフォーアフターは、圧巻
佐々木さん自らのマキシマリストからのミニマリストのビフォーアフターが赤裸々に語られる第1章「なぜ、ミニマリストが生まれたのか?」と、第2章「なぜ、モノをこんなに増やしてしまったのか?」は、圧巻。
とくに私が好きな章です。
▼第1章は、「これは私のこと?」と思わずにいられないフレーズのオンパレードです。
この部分は、私も今、まったく同じ気持ちでいます。
結婚もしておらず、いい年の割に大したお金も持っていない。ぼくのことを、この負け犬が!と思う人もいるだろう。とにかく、ムダなプライドだけはあった以前のぼくなら、とてもじゃないけど恥ずかしくて人に言えなかったことばかりだ。今は、かなりどうでもいい。なぜかは簡単で、こんなぼくでも、充分幸せだからだ。
引用元:ぼくたちに、もうモノは必要ない。 [ 佐々木典士 ]
▼これもまったく、自分も同じです。私も、高校の同級生がいい会社に入って羽振りのいい生活をしているのをみて、地元から東京に転職してまで望んだ今の職業に、これでよかったのかと後悔したときもありました。
でもどうしたらいいのか皆目見当がつかず、ただ時間をムダにしていました。
今までぼくもご多分にもれず、モノを溜め込み、それが自分の価値、ひいてはぼくの幸せにつながると考えていた。
(中略)
だがモノを持っていたぼくは、人と比べてばかりいて、みじめだった。自分がすべきことがわからず混乱ばかりしていた。何も深く考えられず、時間をムダにしていた。どうしても、と自分で選んだはずの職業を後悔し始めてもいた。
引用元:ぼくたちに、もうモノは必要ない。 [ 佐々木典士 ]
▼そう、部屋が汚れていると、自分のことも好きになれないんですよね。ホントにその通りです。
逆に、部屋がきれいだと、自分に自信がついて、自分のことを好きになれる。
その気持ちが幸せにつながっていくんです。
モノが多すぎて、ひとつひとつのモノに手をかけられず、どれも中途半端。モノがあるせいで掃除がしにくく、汚い部屋。そのせいで自信は薄れ、やる気も削がれていた。そんな自分から目を逸らし続けるために、アルコールに逃げ、ひどいことばかりしていた。
引用元:ぼくたちに、もうモノは必要ない。 [ 佐々木典士 ]
▼ミニマリストになったあとの佐々木さんの朝の過ごし方。
ミニマリストになる前となる後では、まるで別人になったようだという、その赤裸々な描写が胸に迫ります。
朝は太陽の光で起きる。目覚ましは基本的にかけない。朝の光が、モノのない白い壁紙に反射して部屋はとても明るい。億劫でしかなかった朝起きることすら楽しみになる。ゆっくりと朝食をとり、マキネッタでコポコポと淹れたコーヒーを味わう。朝食で使った食器はすぐに洗う。座禅を組み瞑想をすると、余計なことに煩わされず、心がひとつに留まる。掃除機を毎日かける。天気がよければ洗濯をする。布団を整える。きちんとたたまれた服に着替えて、出かける。四季の変化を感じ取りながら、毎日同じ通勤の道を楽しむ。
引用元:ぼくたちに、もうモノは必要ない。 [ 佐々木典士 ]
…刺さりまくりです。もう本当に、自分自身ミニマリストになったあとで、同じような朝を過ごし同じ思いをしました。
なんでもない毎日同じ通勤の道すら楽しくなるんですよね。
不安しかなかった将来に光明の光を与える、ミニマリストという概念
第4章「モノを捨て、ぼくが変わった12のこと」では、ミニマリストという概念が、不安しかなかった将来に光明の光を与えてくれることを教えてくれています。
ミニマリズムのおかげで、私もどれだけ救われたことでしょう。
▼この本に出会って数か月後、私は”おかしな職場で自分をすり減らしながら生き”ることを辞めることができました。
転職し、雇用形態を正社員から派遣社員へシフトさせました。
事実、”ミニマリズムは働き方をも自由に”したのです。
自分の生活水準を保つため、おかしな職場で自分をすり減らしながら生きたり、自殺に追い込まれるまで働くのは本末転倒だ。モノを減らし、ミニマムライフコストを下げればどこへだって飛び移っていけるようになる。ミニマリズムは働き方をも自由にする。
引用元:ぼくたちに、もうモノは必要ない。 [ 佐々木典士 ]
▼ミニマリストになると、みじめな思いから解放されるのです。
ミニマリストになると、世の中のかなりのメッセージから自由になれる。あの手この手の工夫をしてくる、やかましい広告の言葉はもはや自分には関係がない。メディアで紹介される大金持ちにも、セレブにも憧れることはない。きらびやかなショーウインドウも、ポイントカードも、高機能な新製品も、建設中の新築マンションも自分とは関係がなくなり、自由に快適に街を歩ける。
引用元:ぼくたちに、もうモノは必要ない。 [ 佐々木典士 ]
…刺さりすぎです。すごい文章だなと思いませんか?
すごいなと思う文章がそこここに散りばめられた、ものすごい本なのです、「ぼくモノ」は…!
世界各国で翻訳されるワケです。
世界中の人がこの本に感動しているんですよね。
ミニマリズムは、時代によって求められた、エポックメイキングな風潮なのだと思います。
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ミニマリストを世に広めた、最高の一冊
少しでも断捨離やミニマリストに興味があるなら、間違いなく刺さりまくると思うので、ぜひ読んでいただきたいし、まだ興味のない人も、読んでみると新たな世界が開けるかもしれません。
どうして人は自分を損なうほどにモノを増やしてしまうのか。
その心理を多くの興味深い文献をもとに論理的に分析し、極限まで断捨離をした結果(ミニマリズム)が人に及ぼす影響を自身の変化のさまを精緻につづることによって、リアルな考察に仕上げられた、極上の一冊です。
モノを減らす(ミニマリストになる)とどうなるのか。
「幸せ」というテーマにまで掘り下げられて言及されている点が、この本の深いところです。
ぼくたちは幸せについて、あまりに無知である。
増えすぎたモノを減らすことは、幸せについてもう一度、考えてみること。
これもおおげさに聞こえるだろうか。けれど、ぼくは本気でそう思っている。
見栄を張るためにわたしたちはお金を使いすぎてはいないだろうか?
見栄を張ることでわたしたちは本当に幸せになれるのか?
その答えを知ると、生きるために必要なお金の額は下がってくる。
不安も不満も消え、わたしたちは自由になれるし、幸せを感じることができるようにもなる。
私の伝えたいことはすべてこの本に詰まっているといって過言ではありません。
まだ読んだことがないという方は、ぜひ!
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 [ 佐々木典士 ] |
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