pha著「持たない幸福論」を読んで。ミニマリスト的読書感想

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婚活ミニマリスト

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こんにちは。

三連休のど真ん中。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

コンビニバイトの朝勤を終えて、少し寝て、ブログ書いて、プチ病み上がりを過ごしてます、WAKAKOです。

昨日、久しぶりに図書館を利用しました。

蔦屋家電で出会ったphaさんの「持たない幸福論」という本が気になっていたので、借りてきました。

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phaさんとは

1978年大阪市生まれ。京都大学総合人間学部に入学するも、オンボロ学生寮に入ったことで足を踏み外す。大学を6年かけて卒業し、社内ニート的なサラリーマンを3年くらい続けた後、2007年にTwitterとプログラミングに出会ったのをきっかけに会社を辞め、それからは定職に就かずにふらふら過ごしている。ブログ(http://d.hatena.ne.jp/pha/)は月間5万~10万のページビューを持つ。パソコンやネットが好きな人が集まって暮らすシェアハウス「ギークハウスプロジェクト」発起人。Twitter Bot作成スクリプト「EasyBotter」作者。できるだけ働かずに生きていきたいです。http://pha22.net/

引用元:ニートの歩き方 お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用 [ pha ]著者プロフィール

同じ元京大生なので、phaさんが京大と知ったときに「何学部かな?」ってまず思ったのですが

総合人間学部だったんですね。

総合人間学部は、京大生の間では「そうじん」と呼ばれ、何かしらの専門がある他学科と違い、専門科目がなく、一般教養(パンキョー)を専門に学んでいる学部です。

ほかの学部だと、一般教養(パンキョー)だけでなく専門科目も並行して授業を受け、単位を取る必要があります。

専門科目というのは、経済学部なら経済学ですし、法学部なら法学、工学部なら工学です。

総合人間学部は専門科目がないので、一般教養(パンキョー)だけを勉強します。

専門がなく、ずっと一般教養(パンキョー)を勉強しているので、目標を見失ってしまうのか、飽きてだらけてしまうのかなんなのかわかりませんが、

総合人間学部は留年率が高いと聞いたことがあります。

phaさんは留年ではなくて休学を2年間していたそうです。

卒業後は就職しますが、退職して、その後定職についていないということですね。

何か欲しい物があるときはネットで「誰か自転車余ってませんか」とか「捨てる家具ありませんか」とか聞くと、親切な人が結構タダで譲ってくれた。広く探せば世の中には物はたくさん余っているものだ。あと、プログラミングで作ったサイトやブログに広告を貼ることで、ある程度の金銭収入も得られたりもした。

引用元:持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない (幻冬舎文庫) [ pha ]

生活費をどうしているかというと、ブログを書いたりサイトを作ったりとか、古本やデジタル機器を安く手に入れてネットで売ったりとか、ときどき文章を書いて原稿料をもらったりとか、そんな感じでなんとかしのいでいる。できるだけ働きたくないので、仕事を頑張っているというよりは趣味の延長でちょこちょこと小銭稼ぎをやっているという感じだ。そんなゆるい感じでやっているとやっぱりあまりお金は入ってこなくて、だいたい毎年の収入は百万円前後くらいだろうか。

引用元:持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない (幻冬舎文庫) [ pha ]

インターネットビジネスと原稿料で稼いでいるというphaさん。

趣味の延長でちょこちょこと小銭稼ぎをするという、自由な生活をしていらっしゃいます。

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本の構成

この本の構成はシンプル。

  • はじめに
  • 第一章 働きたくない
  • 第二章 家族を作らない
  • 第三章 お金に縛られない
  • 第四章 居場所の作り方
  • 本書のまとめ
  • あとがき
  • ゆるく生きるためのブックガイド

ミニマリスト的には、このシンプルなもくじだけでゾクゾクっときちゃいます(笑)

はじめに

幻冬舎plusというサイトで『持たない幸福論』の「はじめに」が公開されています。
『持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない』をもう読んだ? – 幻冬舎plus

考えさせられる素晴らしい文章なので、ぜひ全文を読んでいただきたいですが、抜粋して紹介させていただきますね。

おおっ!

と衝撃が走る「はじめに」の冒頭がコチラ。

最近自分の周りを見ても、ニュースを見ても、生きるのがつらそうな人が多いなと思う。

 会社でうまく働けなくてつらい、薄給なのに仕事がキツくてつらい、職が見つからなくてつらい、収入が不安定で人生の先行きが見えなくてつらい、お金がなくて生活が苦しくてつらい、結婚したいけれど相手が見つからなくてつらい、結婚したけどうまくいってなくてつらい、子育てで疲れ果ててつらい、親の介護の負担が大きくてつらい、家族と仲が悪くてつらい、自分が抱えている病気でつらい、など、人によってつらい理由はそれぞれ違うけれど、常にみんな何かに追われているかのように余裕がなくて疲れていて、そうして疲れきった人たちの一部が、ときどき事件を起こしてしまってニュースに上がってきたりする。

 この社会では、なんでこんなにみんなしんどそうなんだろうか?

 そりゃあまあ二千五百年ほど前に既にお釈迦様が「生きることは苦である」みたいなことを言ってたくらいだし、ヒトという大脳が異常に発達して余計なことを考えすぎる生き物が生きるというのは根本的に苦しさがついて回るものなのかもしれない。

 しかしそれでも、これだけ文明が発達したんだから、もうちょっとなんとかならないものだろうかと思う。今の日本は物質的にも豊かで文化も充実していて治安もいいのに、こんなに生きるのがつらそうな人が多いのはちょっと変じゃないだろうか。

 お金の問題なんだろうか? みんなお金があれば幸せになるんだろうか?

(中略)

 そもそも、日本はなんだかんだ言っても世界の中では金銭的に裕福で恵まれているほうだと思う。それなのにこんなに生きるのがつらい人が多いのはなんでなんだろうか。

引用元:持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない (幻冬舎文庫) [ pha ]

・・・ううん、確かに。

改めてこう文章化されると圧倒されるものがありますね・・・

日本、大丈夫か??

さらにphaさんはこう続けます。

今の日本で生きるのがつらい人が多い原因は、単純にお金がないとかいう問題より、社会を取り巻いている意識や価値観の問題が大きいと思う。今の社会では、生きていると常に外から内からプレッシャーをかけられているように感じる。

 例えば、
「大学を出て新卒で正社員で就職しないと一生苦労するぞ」
「ちゃんと働かないと年をとったらホームレスになるしかない」
「X歳までに結婚してX歳までに子どもを作らないと負け組」
「仕事も家庭も子育ても大人なら全部完璧にこなせるのが当然」
「人生が苦しいのは自己責任、真面目に頑張っていればそうはならないはず」
「病気になるのは自己管理が足りない、社会人として失格」
「年金は将来もらえるか怪しいから自分で備えておかないとやばい」
「親の介護や子どもの教育や自分の老後のためにX万円は貯金が必要」
 みたいな感じだ。

(中略)

要は、多くの人が普通にこなせないものを「普通の理想像」としてしまっているから、みんなその理想と現実のギャップで苦しむのだ。そんな現状と合っていない価値観からは逃げていいと思う。そんな価値観に従うのは自分で自分の首を絞めるだけだ。

引用元:持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない (幻冬舎文庫) [ pha ]

そう、「はじめに」で問いかけられているのは

「普通の理想像」という価値観に対する警鐘なんですね。

「普通の理想像」という価値観によって苦しめられているんだよ、

その価値観から早く逃げようよ、ということですね。

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第一章 働きたくない

人間は自分一人だけでは自分の行動に意味を与えるのが難しい。ある程度「人に認めてもらう」ということがないと、自分がやっていることを「むなしい……」とか「寂しい……」と感じてしまう。

引用元:持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない (幻冬舎文庫) [ pha ]

仕事は自己承認欲求を満たすために精神衛生上必要なことなのかも。

例えば、ものすごくお金持ちの人と玉の輿結婚して有閑マダムになったとして、働かなくてもいくらでも使えるお金があるとする。

私はエステが大好きなのだけれど、いくらでもエステに行ける。

服を買うのも好きだから服もたくさん買うでしょう。

でも、それって楽しいかなって想像すると、それはNOですもんね。

人の役に立って、人から感謝されるとわかりやすく、自分の存在意義が感じられるんですよね。

私がコンビニでバイトして楽しいなと思うのは一番はそういうところです。

またおいおい詳しく書きますね。

第二章 家族を作らない

「結婚」や「家族」というパッケージはすごく多機能で包括的だ。恋愛感情や性欲を満たす相手も、同じ家で一緒に生活する相手も、子どもや病人や老人の世話も、家が持っている資産や家業の運営管理も、自分の病気や死を看取る人も、全部一つのグループだけでやっていこうという理想を持った、盛りだくさんなシステムが「結婚」や「家族」だ。だけど、そんなに多くの機能を「結婚」と「家族」という一つの仕組みだけで全部満たしていこうとするのは無理があるのだと思う。その理想と現実のズレが社会のいろんな問題を生んでいるんじゃないだろうか。

引用元:持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない (幻冬舎文庫) [ pha ]

スゴっ。(笑)

phaさんってすごいですよね。

達観しているっていうのかなんというか、冷静に世の中のシステムを分析するっていうところが、めちゃくちゃ知的な感じじゃありませんか?

すごいなぁ・・・

確かにね、ちょっとどころじゃなくもういろいろ無理ですよね。

世の中は変わったんですよ。

父や母の生きた時代と、私たちの時代は違いますもん。

数十年前にモデルとされていたような「男性が正社員として長時間労働をして、女性が専業主婦か安い時給のパートをしながら家事を担う」みたいなスタイルは、収入が不安定な非正規雇用の人間が男女問わず増えていることで成立しにくくなってきている。

引用元:持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない (幻冬舎文庫) [ pha ]

男性の収入が減って、女性の収入が上がって、あらゆる意味で男女平等へ向かっている今は、その過渡期ですよね。

だから、結婚も家事も育児も仕事もやりにくくなって、女性を苦しめていると思う。

過渡期である分、決まったモデルケースがなく、いろんな状況の人がいて、みんながそれぞれ信じる価値観で生きていて、生き方の多様化っていうのが現状あるのかなと。

言い換えれば、今の時代は、自分はどういう価値観で生きるか、自分の中で明確にしていかないと生き辛い時代ということ。

世の中の状況を理解しつつ、自分の信じる道を突き進み、自己責任で自分の生きやすいように生きていこう、ということだと思います。

人と比べてもまったく意味のないことだし、生き方に正解なんかないんですよね。

第三章 お金に縛られない

お金がなくても楽しく暮らすための心がけとして一番大事なのは、「他人と自分を比べない」ということじゃないかと思う。そして他人と自分を比べなくても平気になるためには、「自分の価値基準をはっきり持つ」ということが必要だ。

引用元:持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない (幻冬舎文庫) [ pha ]

全くその通りで、この「自分の価値基準」というのが、私の場合、ミニマリズムなんですよね。

ミニマリズムの考え方をわかりやすく示した、「ぼくモノ」についてはぜひ過去記事を参照してください。
「ぼくモノ」は、私がミニマリストを知るきっかけとなった本。バイブルです

まとめ

活動家の湯浅誠さんが「貧困というのは単にお金がないことではなくて、お金・人間関係・精神的余裕などのさまざまな有形無形の”溜め”を持っていない状態のことだ」とよく言っているけれど(「反貧困」<岩波新書>など)、お金でも家族でも会社でも友人でも知識でも特技でもなんでもいいから、困ったときにそれに頼って少ししのげるような”溜め”をいろんな場所にたくさん作っておくのがいいだろう。

引用元:持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない (幻冬舎文庫) [ pha ]

すごくよくわかるし、私がコンビニでバイトしたりブログを書いていて思うことは要するにこういうことなんですよね。

”溜め”をいろんな場所にたくさん作っておきたいんです。

派遣社員だしね。

もう、二度と、正社員になるつもりもありません。

そのことについても、詳しくはまた今度・・・。

・・・

しかし、かなり刺さったなぁ、この本。

「ぼくモノ」級の刺さりっぷりだったかもしれない。

改めて、ミニマリズムの必要性も実感することができました。

いい文章の宝庫なので、ブログも長くなっちゃいましたね~(笑)

phaさん、スゴイ!

めっちゃオススメの本です!

それでは、長々と読んでいただきありがとうございました。

ちょうどブログ書き終わったところで、これからコンビニバイトの夕勤にいってきまーす♪

ではでは~(‘ω’)ノ

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