ハンターハンター17巻~レイザーとのドッヂボール対決の不思議~

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minimalist tokyo

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ハンターハンターの激闘の中でもかなり好きなドッヂボール対決なんですけど

「もっとこうすれば簡単に勝てたのでは!?」

が多すぎるバトルでもあります。

ヒソカのバンジーガムを使えば、相手がボールから手を離したすきに

いつでもボール取れちゃうじゃない!!

と思うのですが、まぁ、ヒソカにそこまでやる気がないので仕方がないし

(ヒソカが様子を見ているというか、ゴンとキルアの修行として協力しているようなスタンスだから)

最後のほうで、レイザーと2番しか内野に残っていない場面で

ビスケがわざわざヒソカからボールをもらって

弱っちい2番を倒しちゃって、ボールがレイザーに渡っちゃうのです。

なぜだ!

ヒソカがガムつけてボール投げれば、2番からゴムで引っ張ってボール取り返せちゃうのに。

しかし、そうしちゃうと、レイザーのボールを捕るっていうターンがなくなっちゃうんだよね💦

ゴンは完璧にレイザーに勝ちたい。

だから、レイザーの投げたボールを捕るターンが必要だった。

まぁ、そういう全体の流れを考えるとさりげない流れだったわけだけど。

効率よく勝とうと普通に考えるキルアとヒソカの心を動かす

ゴンのまっすぐさ、信念の強さはすごい。

かといってただの頑固者でもなくて、

「オメーはとんでもないことばっか考え付くよな!」

とキルアに言わしめる既存の枠組みにとらわれない柔軟な考え方ができるアイデアマンでもあるのが魅力ですね。

オーバーラインっていうルールの概念が説明されていなくて

( オーバーライン: ボールを保有したプレイヤーはラインを踏んだり、越えてはならない。この場合ファ ールとなりボールの支配権は、相手の内野または外野に移動する。 )

ボール持ってなかったらライン越えちゃっていいんだ、っていうの知らないし。

ブラックゴレイヌが相手陣地に入っていってレイザーとチェンジしちゃったり

2番が13番に外野まで投げれられて着地しちゃってるけど、これどーなの?とか

思ったんですけど、ボール持ってないからおとがめなしなんですね。

わかんねえよw

という、ところどころドッヂボールのルールの解釈が上級者向けなのと

念能力使ってよかったりとか、正式なドッヂボールルールと違う点があるのを事前に説明しきれてなかったりとか

(誰にボールを投げてもいい、顔に当てるのもOK等)

そんなこと知らねえよ、ってなっちゃうよねw

ツッコミどころ満載だけど(ゴンのせいなんだけど)、よくできてる!

kindleでカラーで読めてますます楽しかったです。

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